松戸市の「こがねはら子ども食堂」高橋代表が事務局長を担っておられる、子ども食堂のネットワークが創る、全国でも余り例が無い2019年11月4日に立ち上げられた「とうかつ草の根フードバンク」TKFへ、「安中市子ども食堂連絡協議会」6名、「安中市社会福祉協議会」三宅事務局長他職員7名にて、視察に伺って参りました。
安中市もこの7月末に「ふ〜どばんくannaka」が社協が中心となってOpenしておりますが、今後の取り組み・方法・運営などまだまだ課題が多く今回の視察となりました。
TKFの立ち上げのタイミングが2019年11月、本格活動がコロナが拡がり始めた2020年4月からという経緯もあり、航空会社の機内食用の沢山の食品ロスなどが集まり昨年は40tもの食品を受け入れ、それが殆ど捌けたとのこと。東葛地域の6つの市の中にある70の子ども食堂が連携し【「子ども食堂からその先へ」食と安心を届けます】を実践されたことなど、高橋氏が軽妙かつ情熱的にお話ししてくださり、また、施設の説明も具体的に見せて戴けて、多角的・多面的な意味で大変参考になりました。
中でも、休日・夜間等に関わりなく、緊急要請があれば、高橋氏は依頼された分よりも沢山の食材などをその日のうちに直接運び、手渡しをすることを心掛け、お子さんがおられるお宅には、食品の一番上に、お菓子などを並べて届けるようにしているとのこと。子どもたちが目を輝かせて喜び、母たちみなさん涙流されてホッとされるという、沢山の場面を通じてフードバンクとして、食品の提供を介して課題を抱える家庭を見守り、必要に応じて行政その他専門機関につなげるなど「つかんだ手を離さない」活動を目指し実践なさっておられていることに感銘を受けました。
途中、西尾氏も一緒に加わり、私たちの為に深い具体的なお話、施設の詳細説明もしてくださいました。
そしてお話の最後の方で、「コープとうかつ草の根フードバンク」事務局長みらいさんからのお米のご寄付230kgが到着されたので、我々もバケツリレーよろしく、バンク内に搬入する作業も手伝うこともできました。その際、テキパキと山崎さんが動いておられ沢山のお米はあっと言う間にキチンと冷蔵庫の中へ収納されていきました。
6人の主要スタッフの皆様方が、フルにそれぞれの得意分野にて積極的にフードバンクに関わることで、運営が滑らかに進んで来られてきていることもうかがえました。
取材・広報:渡邉 友子
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